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読書の日記

読書の備忘録です。いろんな本を読みます。ぼちぼちやるので見ていってください。

39.終末のフール 40.ゴールデンスランバー

39.終末のフール 伊坂幸太郎

中学生の頃、読んでいたことを全く覚えていなく、買った。読んでいくうちに、あれ読んだことあるなと思った。自分の奥深くにある記憶が行を進めるごとに紐解かれた。既視感がある。そうわかりつつも、読み進めていった。

死を前にして生を実感する。そういう話だった。自分はいつかわからぬ死を前に、しっかり生きていけてるのかを考えさせられる話だった。自分が何をしようとどうしようもないもの、本作の場合で言えばそれが小惑星なのだが人にはどうしようもないことが自然災害や病気、事故、寿命と多々ある。抗えないものがある、とわかっていて、いつ終わるとも知れない人生と感じて生きているのか。鋼鉄のウールで「おい俺、俺はこんな自分を許すのか?」と小惑星衝突の報道があってもボクシングジムに通い、練習し続ける人がいた。他に出てくる人たちはほとんどが生き方を変え、悔いのないように生きようとする。ボクシングジムに通い、日々研鑽することが彼の中で一番悔いの残らない、生き方だった。だからそれは三年後地球が滅亡しようがしまいが関係ない。私自身も、感情の起伏で動いてその日その日を暮らしていく。悔いは確実に残る、生き方だ。これを見ていきなりすべてが変わる、とは思わない。しかし、ちょっとずつでも変えていこうとは感じれる、そんな本でした。

 

40.ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎