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読書の日記

読書の備忘録です。いろんな本を読みます。ぼちぼちやるので見ていってください。

42.あるキング 43.動物農場 44.甲賀忍法帳 45.46.モダンタイムス(上)(下)

42.あるキング 完全版 伊坂幸太郎

分厚さから敬遠していたシリーズ!!シェイクスピアマクベスを読んだことがないから、どう群像劇的なのかがわからなかった。ただ大筋は同じ話を言い回しであったり、進め方であったりで飽きさせない(流石にpaperback番は飽きてきてた)のは流石でした。

 

43.動物農場 ジョージ・オーウェル

好きな著名人が紹介していて、すぐ買った。

頭の悪い民衆、革命を起こした理由は独裁支配されることではなかった。そう思った時にはもう遅い。巧みに革命時に決めたルールを変えていく権力者(豚)。なんとなく、前よりは良い生活だからと流されていく民衆。先導する広告主(豚)。人に支配されていた時よりもひどい状況になり、豚はそのとき人になる。必見。

内蔵されている 象を討つ では見た目と地位のためにした行動が自分そのものを悩ませるお話。短めなので、読みやすいです。

 

44.甲賀忍法帳 山田風太郎忍法帳➀ 山田風太郎

パチスロバジリスクの原作!50年前につくられたとは思えない位の異能バトル。漫画を見ている感じだった。異能バトル且つトーナメントの先駆者なのかなと思った。わくわくする展開、お幻と甲賀弾正が一緒に死んだ時点でなんとなく結末はわかった。ただ甲賀がものすごく不利な状態で話が進んでいくからどきどきしながら読める。アニメも見るといいかも。結構好きでした。

 

45.46モダンタイムス(上)(下) 伊坂幸太郎

魔王の50年後の世界という設定。分厚さから敬遠してたグランプリ1位!!だけど、買ってしまった。面白い。とっても面白い。背表紙に書いてあるあらすじあんま面白くなさそうだったけど、冒頭から飛ばしてる。ゴールデンスランバーは見えない巨大ななにかから逃げ続けるものだったが、魔王、モダンタイムスは抗い続けるお話だった。魔王に出てきた安藤の弟は未来に何かを残してた。奥さんの話を聞いたときぐっときた。なんか本当に魔王の続編でとても面白い。ストーリーも、登場人物のキャラクターも伊坂ランキング上位に食い込む話だった。いや〜面白かった。

 

40.ゴールデンスランバー 41.光

40.ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎

前記事で下書き保存したのに、編集ができないので、こちらに。

映像化されてて、有名なんだけど映画見ちゃったし分厚いしで敬遠していた。読んでみたらすんなり、2日で読み終えてしまった。話の全体についての感想を話すととても長くなるので今回は割愛。キャラクターたちが妙なところでつながって話が進んでって、流石代表作と呼ばれているなと思った。

どうしようもないものに立ち向かう(逃げる)系の話が終末のフールや魔王とかと似ている。それでも飽きさせないのはどうしようもないものが違ったり、描写の楽しさなのかなと思う。SOSの猿とかオーデュボンの祈りとか現実に限りなく近いけど場所が変だったり登場人物が変というのがワンポイントはいっているのもまた、楽しい。あと読んでないのは重力ピエロ、砂漠、モダンタイムスと文庫化されていないものだけだけれど、早く二周目も読みたいと思える作品だらけ。とくにアヒルと鴨のコインロッカーを読みたい。書きたいこと何も考えずに書いただけだが、これにて。

 

41.光 三浦しをん

舟を編むの作者だと帯に書いてあったので、手に取った。

輔は家庭内では蔑まれ続け暴力を振るわれ、慕っていた信之からも何年たっても良く思われない。彼は確かにお調子者だったが、報われなさがとても悲しかった。信之が全てだと思っていた美花は全く別の方向を向いていて、信之は初体験をした美花に対して執着の限りを尽くす。娯楽のない島だったから唯一の娯楽に没頭して、信之の世界が狭くなってしまったのかなと思った。美花の強かさにはひいたけど、美花に執着し続ける信之も父親を異様に怖がる輔も、信之失踪を将来の心配にすぐ切り替わった海南子もなんかその辺にいる人たちの皮をベロンとまるまるウラッ返しにした状態みたいで、気分が沈んだ。人の汚い部分をほとんどそのまま書いている感じ。光ってなんだろ、というまま終わってしまった。

39.終末のフール 40.ゴールデンスランバー

39.終末のフール 伊坂幸太郎

中学生の頃、読んでいたことを全く覚えていなく、買った。読んでいくうちに、あれ読んだことあるなと思った。自分の奥深くにある記憶が行を進めるごとに紐解かれた。既視感がある。そうわかりつつも、読み進めていった。

死を前にして生を実感する。そういう話だった。自分はいつかわからぬ死を前に、しっかり生きていけてるのかを考えさせられる話だった。自分が何をしようとどうしようもないもの、本作の場合で言えばそれが小惑星なのだが人にはどうしようもないことが自然災害や病気、事故、寿命と多々ある。抗えないものがある、とわかっていて、いつ終わるとも知れない人生と感じて生きているのか。鋼鉄のウールで「おい俺、俺はこんな自分を許すのか?」と小惑星衝突の報道があってもボクシングジムに通い、練習し続ける人がいた。他に出てくる人たちはほとんどが生き方を変え、悔いのないように生きようとする。ボクシングジムに通い、日々研鑽することが彼の中で一番悔いの残らない、生き方だった。だからそれは三年後地球が滅亡しようがしまいが関係ない。私自身も、感情の起伏で動いてその日その日を暮らしていく。悔いは確実に残る、生き方だ。これを見ていきなりすべてが変わる、とは思わない。しかし、ちょっとずつでも変えていこうとは感じれる、そんな本でした。

 

40.ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎

 

 

37.ZOO1 38.ZOO2 乙一

37.ZOO1 乙一

知り合いが読んでいて、乙一は有名だったので買ってみた。短く、ざっくりとしていたので読みやすかった。

カザリとヨーコはなんかどっかで見たことある設定だなと思ってたら頭からオチまでそのままで逆にびっくりした。SO-farは面白かったけど、そんなことあんのか〜?と最後を見て思ってしまった。表題になっているZOOはルーティンの中から抜け出せない彼の苦悩と狂気を感じた。ガソスタのお兄さんが警察に駆け込めばそれで終わりだと思ったけど。笑

いい意味でも悪い意味でも「娯楽小説」の枠は出ないなと思った。軽快なテンポでトントン進んでしまうからあまり印象に残らない。残るとするならカザリとヨーコやSEVEN ROOMSの残虐性みたいなものだけだなと感じた。

 

38.ZOO2 乙一

これはZOO1より先に読んだのだけれど、まず頭の血液を探せ、のワシ(六十四歳)にやられた。笑こんなもの見たことない、とすぐに没頭できた。closetはミスリードを誘いまくりで最後の方の弁解するところで犯人がわかってしまった。神の言葉はドラえもんの考えさせられる話系で、面白かった。

こちらも色んなタイプの話があって、僕が考えつかないくらい様々な発想がある人なんだろうなという感じ。ただ、長編を読んでみたいかと聞かれると、そうでもない。

 

自分が本を読んできてなかったため、娯楽に全振りしているものはあんまり、という気になっている気がする。古典文学とかはまだ読めないけれど、やはり本は勉強するもの(文意や思想について考えを巡らす)というような気持ちがあるのだと思う。しっかりと考えられているのかと聞かれればまだまだ稚拙だが、そんな気持ちがなくなるくらい読めば、どんなものでも楽しめるのだろうかなあ。

 

26.〜36.伊坂幸太郎 一口感想

26.死神の精度 

短編集。実は浮力を先に読んでしまっている。一つの視点から見ればクレーマーとオペレーター、もう一方では敏腕ディレクターと魅力的な声の女。こんなことができるの伊坂さんしかいないんじゃないの?っておもうものやベタなものまで。いろいろ入ってます。

 

27.死神の浮力

こちらは短編集ではない。娘を殺された復讐に燃える家族と死神の千葉さん、サイコパスと犯罪グループを描く。読み応えがあった。久々に読書するきっかけになった本のうちの一つ。現実的な場面と非現実的な死神をいれるこの手法はSOSの猿やバイバイ、ブラックバードにもみられる。あと、オーデュボンの祈りもか。バランスの具合が心地よく、はまっていった。

 

28.残り全部バケーション

短編とも言える、つながりの強い物語。オチを書いてしまうと、危ない仕事を抜けたがっていた、あいつは甘いものにはまり、人気ブロガーになっていた!タキオン作戦や他にも面白い、なんとかなりそうな作戦や行動。ページ数は少ないが読後感が最高に良かったのを覚えている。

 

29.PK

これは12月に入ってから読んだもの。

よくわからないがすごい組織。それよりももっとすごい組織。それらが変えていく世界での影響を受けた人たちの話。

 

30.首折り男のための協奏曲

11月28日に文庫化されたもの!即アマゾンで購入。作品同士のつながりがなかった?作品。首折り男よりも僕の舟、月曜日から逃げろが面白かった。

合コンの話は奥谷奥谷がでたり、お前がピアニストだったんかい!!という感じで楽しかった。色々なジャンルの話が詰まった本。

 

31.オーデュボンの祈り

鎖国された国、未来予知のできるカカシが殺された!、この国には足りないものがある、色々な疑問が、ユーモラスなキャラクターたちによって明かされていく。ものすごく好きなお話。

 

32.夜の国のクーパー

猫が喋る国、クーパーとはなんなのか。猫視点で話が進んでいく。僕はどう鉄の国から夜の国を守るのか。

最後はガリバー旅行記みたいでした。

 

33.ガソリン生活

伊坂再読のきっかけの本のうちの一つ。

車たちの視点で物語は進む。車のなか以外の声は聞こえなく、なんとももどかしい気持ちになりながらページを捲る捲る。フランク・ザッパ好きな車や、話のわからない自転車、カーズを思い浮かべてしまうけれど、楽しい話だった。オー!ファーザーの家族が出てきていたのを知ったのはつい最近。

 

34.グラスホッパー

妻を殺された鈴木がどんどんとおかしな殺し屋世界に巻き込まれていく。場面がコロコロ変わるのに、ストーリーがわかりづらくない、どんどんと紐解けていく。そんなストーリー。

 

35.SOSの猿

現実離れしたものと、リアルな生活をごっちゃにするのが本当にうまいなあ、と感じた作品。下のアヒルと鴨もなかなかごっちゃがうまいが、SOSの猿の方が現実離れしすぎてるものが平然とそこにいるのがいい。

 

36.アヒルと鴨のコインロッカー

文化人を名乗る友達に勧められて読んだ本。完成度高すぎないか。ドルジがとても好きだ。河崎がとても好きだ。導入から引き込むのがうまい。伊坂作品の代表作でいいと思う。他の著者の本を見ると導入が引き込まれないものが割とあるのに対して、伊坂作品はほとんどない!映画も3ヶ月以内には見たい。

 

37.魔王

世界を変えたいと願った兄と弟の話。

特殊能力に目覚めたが犬養の演説中、道半ばで死んでしまった安藤。なにかを変えようとする心を兄同様持っている弟の潤也。最後の鳥視点はとてもよく覚えている。モダンタイムスが魔王の50年後の世界だというので読みたいが、上下巻あり、太くてなかなか手が出しづらい。

24.オー!ファーザー25.ジャイロスコープ

24.オー!ファーザー 伊坂幸太郎

伊坂作品の中でも上位に入る!!

他の著者の本を読むようになってわかったが、ここまで冒頭から引き込まれるのは伊坂幸太郎さんだけだ。

お父さんが4人いるってなに!!面白そうすぎる。なんか事件に巻き込まれての救出劇、意外な伏線、解決譚は陽気なギャングシリーズに似てるなと思った。言葉選び話の進行全部が好きなんだよなあ、て感じ。鷹の言う学校で反抗する奴なんてのは、安全が守られた中でのスリルを味わっているだけだ、とか頭の中で反芻される感じ!ずーっと読んでいられる。

 

25.ジャイロスコープ 伊坂幸太郎

浜田青年ホントスカのせいでほんとっすか?が口癖になりそう。しかも浜田青年はもうこの世にいないなんて。違う雑誌に載っていた短編たちが集まるのはいいと思ったが無理にしなくても、とも思った。面白かったけど。

if はスッキリ爽快、ifであってifでない!題名に騙された〜って感じですね。ただ自分が先入観バリバリで見ていただけなんだけど。

スッキリまとまっていたりまとまっていなかったり、満足感◎の作品。

 

22.フォルトゥナの瞳 23.悪意の手記

22.フォルトゥナの瞳 百田尚樹

描写が細かいとは聞いていたけど、背表紙の内容に入るまで100ページ近く使うのは驚いた。

ただそれを読み終えてからは速かった。偉そうだけれども、さすが有名なだけあるなという感じ。話自体も面白いし、出てくる医者やパティシエについてもいろいろ考えることがあった。交通事故で亡くなる、未発見の病気で亡くなる、世の中にはいろいろな死に方があってそれがいつ起こるかわからないことへの漠然とした不安が残った。ただ他への奉仕と自己の幸福はどこまでが許容される範囲なんだろう、と考えると、自分1人しか地球上に残らない位にならないと死と引き換えの他への奉仕は考えられないかなと思う、醜い?自分もいた。

 

23.悪意の手記 中村文則

こちらもこちらで、、、。

中村文則作品二作目だ。

二作続けて殺人系だった。苦しみに明け暮れた主人公が世の中に対し何を思っていくのか、

三島由紀夫の命売ります的な感じなのかなあ。

人を殺しても幸せになれるのか、食材は可能なのか。ただ法律で罰されれば償いになるとは思えない。もし、を考えたら復讐するくらいになると思う。k君の親と主人公、主人公が狙っていた20歳の男と、Jさんの親。彼らは同じ関係にあったにもかかわらず、なぜ主人公は失敗したのか。意識の中の無意識が自分の生を望んだ。題材は重いし、気分も重くなるし、ヘビーだった。